七色の雫
□第十一章
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リン達が戦いを終え、休んでいる時。
一人の女性がハクタイシティを歩いていた。
「ええっと…どこだったかしら…。」
どうやら誰かの家を探しているようだった。
辺りを見回しながら歩いて行く。
やがて、ハクタイシティの外れへやって来た。
「あ、あったあった♪」
女性はビルの真横にある小さな家を見つけ、そこに入って行った。
「こんばんは〜♪」
「おお!久しぶりじゃな!」
家には白衣を着た老人が一人――。
「こちらこそお久しぶりです。カントー地方のポケモン博士の…オーキド博士!」
そう。
老人はあの有名なオーキド博士であった。
「ポケモン図鑑を完成させてからは会っていないからのう。実に懐かしい。1年ぶりかね?」