七色の雫


□第十九章
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そしてトバリシティ、ポケモンセンター。

リン達は明日について話し合っていた。

「明日は…どうする?」

コウキが腕を組み考えながら言った。

「とりあえず準備は整えていった方がいいかもね…絶対バトルになると思うし。でも慎重に行く?突っ込む?」

リンはワカバの言葉に、

「もちろん、突っ込みますよ!当たって砕けろです!」

と答えた。
それを聞きリーフが葉でビシッと叩く。

『馬鹿…当たって砕けたらどうしようもないでしょ…。』

「いだっ!…そっか。」

リンは叩かれた場所を擦りながら少しシュンとした。

「僕はどっちでもいいと思うけど…慎重に行って尊はしないこともないね。」

『僕は体力温存しときたいな〜…。』

『僕もだね。』

ポケモン達は慎重派なようだ。

「まあ…それは状況にもよるんじゃないか?今言い争っても意味ない気がするが。」

シンが近くにいるブラッキーを撫でながら言う。
リンはそれもそうだね、と呟くと次の話し合いに移った。

「…あ、ところでシンは…一緒に来るんでしょ?」

リンの問掛けにシンは黙って頷く。

『もうこうなった以上、単独行動しても意味ないからね。あと…目的も何もかも君達と同じってことがわかったし。』

「何もかも…って?」

ブラッキーの言葉にリンは首を傾げる。
リンの様子を見てワカバがクスッと笑い、話し始めた。

「実はね、リンちゃん。シン君はジョウト地方のウツギ博士の指示で雫を探していたのよ。」

「…え!?」
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