七色の雫
□第二十三章
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一人の女性が部屋から窓の外を眺めていた。
近くにはエンペルトがいて、ポフィンを食べている。
「ワカバ!早くしないと来ちゃうわよ!」
母親らしき女性が階段から上ってき、声をかけた。
「はーい…さ、アイス、行くわよ!」
ワカバはアイスを見、バッグを持った。
外にはもうルキアが待っていた。
「おー、ワカバ!」
「随分早いわね…てか早すぎ!待ち合わせ一時間前じゃない!」
「お前も一時間前に出てきただろ!」
笑いながらルキアは言い、歩き出した。
「あー、先行くなっ!」