七色の雫
□第一章
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「な!」
見たものは―…
大きなムックルと
「チコリータ…?」
そう、チコリータが巨大ムックルと必死で戦っていた。
「ここらにはいないポケモンなはずじゃ……ってこのままじゃ負けそうじゃんっ!」
見ていると明らかにチコリータは弱っていた。
ムックルに負けるのは目に見えていた。
「博士のポケモンかもしれないし助けないと!」
リンはチコリータに近付いて行った……が
「ギャァァァァァァ!」
ムックルにつつかれてしまった。
「痛い痛い痛い痛いっ!」
ジャンプしながら半泣きでつつかれた手をさする。
…ムックルとチコリータはあまりのリアクションに呆気にとられてみていた。
「…今がチャンス!」
しかし隙をついて、
リンはチコリータを抱き上げ逃げ出した。
…ムックルはぽかんとしていた。