七色の雫
□第五章
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飛び出してきたのは…
コリンクだった。
「よしっ!倒すよ!リーフ!体当たり!」
『わかったわ!』
リーフがコリンクに向かって走っていくと、
コリンクはビクッとして硬直してしまった。
『や…やめてくださいぃぃぃぃぃ!!』
そして、とても大きな声で叫んだ。
「こ…声でかっ!」
『…。』
リーフも驚き立ち止まる。
コリンクは震えながら涙目でリンを見た。
『ゆ…許してください!どうかお見逃しを…ッ!』
「…どうする?」
リンは戸惑いリーフを見た。
『なんで私に聞くのよ…。…でもなんか攻撃しづらいわね。』
「じゃ…じゃあ見逃してあげようかな。」
『ありがとうございます!で、では!』
コリンクはぺことお辞儀をすると凄い速さで逃げていった。
「…なんか変わったポケモンだったね…。」