七色の雫
□第九章
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「ヤミカラス、驚かす!」
ヤミカラスはリーフに近付き、驚かした。
リーフは怯んで攻撃ができない。
「リーフ頑張って!」
「そのままつつく!」
『ッ!』
効果抜群の攻撃を受けたリーフは辛そうに堪える。
「リーフ!リフレクター!」
リーフの前に物理攻撃の威力を弱める壁ができた。
「そんなものをやっても攻撃に耐えられまい!翼で打つ!」
『ぐっ!』
先程より威力の高い攻撃を受け、リーフは立つのもやっとな状態になってしまった。
「…このままじゃ…っ!…リーフ戻って!ライト!お願い!」
リンはリーフを戻し、ライトを出した。
『僕がリーフさんの変わりに頑張りますっ!』
ライトはリーフがやられそうになりピンチだと悟ったのか、何かを決意したようにしっかりとした表情で構えた。
「フン…すぐに倒してやる!つつくだ!」
だが、ライトには当たらず攻撃は外れた。
「ライト!充電して!」
『はいっ!』
ライトは充電をし始めた。
「無駄だ!翼で打つ!」
ライトは攻撃を受けるが、そんなものおかまいなしに充電を続けた。
『僕は負けないっ…!』
ライトの周りに電気が集まり、バチバチと音をたてる。
リンはそれを見、サターンとヤミカラスを真っ直ぐ指差し叫んだ。
「ライト!スパーク!!」
『とりゃぁぁぁっ!』
激しい光が炸裂し、ヤミカラスに当たる。
ヤミカラスは悶え、急所に当たったのか、ばたりと倒れた。
「く…!甘く見ていたか!」
「やったぁあ!凄いよ、ライトっ!」
『やりましたね!』
二階には悔しそうに呟くサターン、驚く下っぱ達、喜びあうリンとライトが残っていた。