時の少女
□第一章
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「ママ〜?なんかやる事ない?」
ワカバが一階にいるママに声をかけると、ママは振り向きワカバに近寄ってきた。
「ワカバ!さっきルキア君がワカバを呼びにきたわよ?かなり大慌てだったけど…早く行ってきたら?」
「え…いきなり何?てかどこに行ったの?」
ワカバは驚き急いでバッグを持つと、玄関に行った。
「家に行けばいいと思うけど…とりあえず早く行きなさい!」
「はいはい…じゃ、行ってきます!」
ママに急かされ、大急ぎでワカバは外に出た。
この日が運命の日だとは知らずに――――…。