Starry☆Sky 文

□純情アイス
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「あ、宮地君!!」

「む…や、夜久…!!」



ショッピングモール付近の通りを歩いていると、手に3段アイスを持つ宮地君を発見!

「わ〜、すごいアイスだね。3段も?」

「べ、別にいいだろう!おまけしてくれたんだ!」

「いや〜兄ちゃんはいつも買ってくれるからね〜!」

「お、おばさん…!」

宮地君は顔を赤くして焦る。

「宮地君常連さんなんだね…」

「…うるさいぞっ」

照れなくてもいいのに。
私はこういう宮地君の可愛い一面も大好き。






「お兄ちゃん何食べてるの〜?」


「む?」


下から声がして、宮地君が足元に目をやると小さな男の子が宮地君とそのアイスを見上げていた。

「アイスだが…」

「いーなー僕も食べたい!!頂戴?」

「な、何!?」

あらら…これが梓君なら「自分で買え!」とか言いそうだけど、相手は小さい子供だし…。でも甘いもの好きの宮地君が譲るかなぁぁ…。おまけの3段アイスだし。

「……」

「だ、駄目?お願いお兄ちゃん!」

「…仕方ない。ほら、やるからこぼすなよ?3段だからな」

「ホント!?わーい!」

宮地君は手元のアイスを渡した。男の子はおいしそうに食べる。

「おいしい!!」

「そうか。よかったな」

甘いものをとられた宮地君だったけど、顔は嬉しそうだった。

「…宮地君、優しいね」

「な…べ、別に小さい子供なら仕方ないことだろう!」

そんなこと言って…男の子の笑顔見たときの宮地君の笑顔も負けてなかったのに。私はちゃんと見てたよ?

「ねぇ宮地君、私もアイス1つ買ってくるから2人で食べよう?」

「む…本当か!?……って……2人で1つ…!?ょ、ちょっと待て夜久!くそっ、行ってしまった…!」


「ねぇお兄ちゃん、お兄ちゃんはあのお姉ちゃんと付き合ってるの?」

「なっ!?」

「らぶらぶなの〜?」

「っ!!いいから食え!!溶けるぞ!」

「お兄ちゃん顔すっごく真っ赤だよ〜?どうしたの?」

「っ!!食わないならアイス返してもらうぞ!」

「駄目ぇ〜!!」




――――――
拍手お礼小説でした!
宮地は小さい子からもからかわれやすいと思います!笑

2009/07/27



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