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□Congratulations?
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目の前にみえたのは
この特別な日すら
いつもみたいに過ごす背中だった



「花礫くんっ
はいっっ」

「…なんだよこれ」

「何って花束だけど」

「そんなこときいてんじゃねーよ」



嫌そうな表情を浮かべる花礫くんを無視して
わからない振りをする


それも気に食わなかったのか
振り上げられた拳

避けて不機嫌になられてもいやなので
そのまま受けた


 
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