旅の仲間

□「私も行きます!」
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当日



名無しさんは異世界から来た証としてこちらに来た時と同じ服装にした。勿論髪も同じように結い上げる。





「わぁ、やっぱ名無しさん可愛い! エルフの服も可愛いけど、やっぱり名無しさんにはそのドレスが似合うよ」




名無しさんの横に座っていたフロドが名無しさんに声をかけた。





「そぉ? ありがと、フロド。でも…さっきからじろじろ見られてる気がするのよ。やっぱり異世界から来たなんて珍しいわよね」










当たり前だ。
こんな綺麗な髪に大きな瞳。
大理石のように白い肌、華奢な体………。
名無しさんの全てが映えるように作られた繊細なドレス。
こんな可愛いらしい名無しさんに目を奪われない男どもなんていないだろう。






「あれ?フロドどうしたの?」



「何でもないよ。
それより名無しさん、もう会議始まるよ」




フロドが言い終わった時、声が響いた。





「これから指輪についての会議を始める」
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