あ〜の
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「宍戸さーん!!」
まーたこの教室にきた。
特に用がないのに、私の(←ここ重要)宍戸に会いにくる2年の鳳長太郎。
『(今日のお昼ご飯の話しなんて、今じゃなくていいと思うんだけど…)』
宍戸もうんうん、って話し聞いてるし
どんだけいい人なんだ、まあそんな所も好きだよ宍戸。
宍戸と話している鳳長太郎が憎い半面羨ましくて、ついついそっちを見ていたら
「まろん先輩、何て顔してるんですか?せっかくの可愛い顔が台無しですよ?」
気づいた鳳長太郎が嫌な笑みを浮かべ話しかけてきた。
『…別に』
「ふふふっ…まろん先輩ってヤキモチ妬きですね」
『なっ…!!』
「なんだ?まろん、長太郎に妬いてんのか?」
長太郎は男だぞ?とでも言いたそうな表情な宍戸。
…ええ、妬いてますけど何か。とは流石に言えないよなあ……
『そんなことないけど』
強がってそう言ってみた。でもなんか教室に居づらくなったので教室を出ようとする
「あれ、先輩どこに行くんですか?」
『トイレ』
まあ何かしら言われるとは思った。
あーとりあえず、あれだ。
頭冷やしてこよう。
「長太郎」
「なんですか?宍戸さん」
「最近この教室にくるの多いな」
「だってまろん先輩の反応が面白いんですもん」
「あんまり苛めるなよ?俺の女なんだから」
END
(宍戸さん、まろん先輩ください)
(流石にそれは無理だな)
(えー、宍戸さんのケチ)
(…………)