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□好きなんです
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私は山吹中3年の紋舞蘭。
 
 
実はさっき、幼馴染みの太一にいいことを聞いた…
 
 
 
―――――
 
 
 
壇「蘭ちゃーん!!!」
 
廊下を歩いていると、後ろから太一に呼ばれた
 
『どうしたの?太一…』
 
壇「昨日っ、テニス部に蘭ちゃんがいつも話してる《亜久津さん》が入部してきたらしいですっ!!」
 
『えっ…!!それホント!?』
 
壇「はいっ、千石先輩が言ってたんで間違いないですっ」
 
あの亜久津くんが部活に入るなんて…
 
亜久津くんと私は同じクラスだけど、あまり話したことはない。
…でも私は亜久津くんが好き
 
だからたまに、太一に亜久津くんのことを話してた。
 
壇「僕っ、まだあんまり聞いてないんですけど…伴田先生が亜久津さんを誘ったらしいですよ」
 
『そっか…
ねぇ太一、今日部活ある?』
 
壇「へっ?…っあ、うん!!部活あるですよ。」
 
『…じゃあ、見に行っちゃおうかな』
 
壇「亜久津さんを、ですよね(笑)
亜久津さんばっかじゃなく、僕もみて下さいよー」
 
『あはははっ(笑)』
 
 
―――――
 
 
 
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