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□激ダサ…の誕生日
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『どししー!!』
「どししじゃねー、宍戸だ」
今日はどしし、改め宍戸の誕生日。
だから部活が終わったあと、レギュラーみんなと跡部家にきた。
なんでかって?そりゃ宍戸のバースデーパーティーをするからさ
でも私はマネージャーでもなければ宍戸の彼女でもない、宍戸と同じクラスなだけなのに招待された
(あ、ちなみに私、吹奏楽部)
確かにみんなとは仲良いし、こんなんでも宍戸に片思い中だけれども…
『(それにしても料理美味しいなー…)』
跡「おい蘭」
『はひー?(なにー?)』
跡「…口の中に入ってるものを飲み込んでから喋れ」
『(モグモグ…)っはー!!飲み込んだよ♪で、何の用?』
跡「お前、今日宍戸に告白しろ」
………?
何言っちゃってんの、この人…
『は?』
跡「お前が宍戸のこと好きってことは、だいぶ前から知ってんだよ」
『…なんで気づいてたの?』
跡「俺様にわからないものはない」
うわー、こういう人のことを俗に痛いって言うのかな…?
跡「なんかいったか?アン?」
『何も言ってませーん』
跡「おいどしし!!蘭が呼んでるぞ!!……いいか、チャンスは今しかねぇ。頑張れよ」
『ちょっ!!跡部!!』
そういいながら忍足達の所へ歩いてく跡部。
そして、俺はどししじゃねぇ!!!!と言いながら私の所に歩いてくるどしし。
宍「蘭、何か用か?」
『ええっと…!!その…』
宍「??」
『…お誕生日おめでとうっ!!』
宍「おっ、おぉ…サンキューな」
『それで…あのっ、…宍戸ってさ、好きな子とかいるの…?』
頼むっ、いないって答えてくれぃ…!!
あ、丸井くんが乗り移った:
宍「あー……いるぜ、好きな奴」
ガビーン!!!!
うわ…ショック!!
そんな照れながら言わないで!!
ほっぺを人差し指でかいて目をそらしながら照れるのやめて!!!!
宍「…おい、蘭?」
あーあ、跡部のせいで失恋した!!後で3発殴ろう、うん、そうしよう
宍「蘭…、おい蘭!!」
『…っは!!ごめん:ちょっと考え事してた:』
宍「いや、別に…。…蘭は好きな奴とかいるのか?」
いるさ、いるとも。目の前に…