*唄詩置場*

□唄詩◇◆弐◆◇
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◆◇下人の唄◇◆

明かりに照らされ 身を隠す僕は 何を求め 何を愛す
嘘ついて生きて 手を汚しすぎて 行き場の無い心探して

闇を駆け抜け 罪の重さを思い計り また 走る

夢で襲った暗がり 何犯し走り去る 
  ・・・どんな罪を犯せば 生きてゆけるかなぁ
命奪う世を憎み 哀れみを自らに 思い嘆き哀しみ 剣をとる

長雨が去ると 浮かぶ人の事 「生きるためだけに生きる」と
傷つけて生きて 血で汚しすぎて 逃げ惑う僕に教えた

僕はいくらだ?居てもいいのか?暗闇で独り、思う

サヨナラ ヒトの生きる世界 矛先を僕に向け 
死したヒトの哀しみ いくら 分かるだろう
涙流したあの日は 痛みだけ自らに 思い込んで苦しみ 空を切る


美しき罪重ねて 生きることを選んだ
  何を憎み裏切り 此処まで来たのだろう

流れる血と汗ぬぐい 命を目指し走る
  闇の先にあるのは 河だろう
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