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□06 それは夢であってほしい
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ききたいことがあるのは、こっちでありますよ……
てか、これ夢でしょ。無駄にリアルでありますが。
「おいお前、早く元の世界に帰らなければ大変な目にあうぞ。」
うさぎ少女は、いきなり声のトーンが低くなった。
げろ、どうしたのでありましょう。
「お前の体が消えかけている…はや…らなけれ…時空の…こまれる……」
ウサギ少女の声が上手く聞き取れない。
これで確信した。
これは夢…………
「でありますぅぅぅぅぅぅうう!!!!」
ギシッ、椅子の音がした。
「おい軍曹。おれのHRで居眠りするなんていい度胸だな。」
黒板の前にたって、物凄く怒っているリボ山先生がいた。
手にしているチョークにも四つ角マークが浮かんでいる。
「ゲロ……」
さっきまでは夢だったらしい。でも今はゆめじゃ……
チャキッ
先生は銃を取り出し、黒い顔をしている。
「これも夢と言って――――――!!!!」
ばーん
完
終わってねぇよ(by描喜