それを確かなものに
□きっと、任務で行けないのさ。
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今日は、来てくれないのだろうか。
いつもであれば、小さく窓から音がするのに。
もう 二刻も過ぎてしまった。
どうして
今日は 来てくれない。
どうして
今日は こんなにも寒い。
どうして
今日は 貴方が側にいない。
貴方が居る夜は、
止める間もなく
過ぎていくのに
貴方を想い、
貴方を待つ夜は、
どうして こうも長いのか。
貴方は 気付いているだろうか。
毎夜毎夜、
私が貴方を待ってる事を。
貴方を待つ今日の夜が、
貴方といた 昨日の夜よりも、
長く、長く
感じる事を。