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□らいおんはーと2
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俺は血の匂いが嫌いだ。何度洗っても取れやしない。








だからあの頃の俺は任務が終わると遊郭に行った。











血の匂いを紛らわす為に。










らいおんはーと2






『あら、カカシまた来たのかい?』



顔馴染みになった遊郭の女。名前なんだっけ?まぁ、そんなことはどうでもいい。



『来て悪いか?客が来たらアンタは商売あがったりだろう?』



顔馴染みになったのは別に指名をした訳じゃない。店の奴が勝手に付けたのだ。最初の頃は、街にふらっと出て女に声掛けたりもしてたが、ホテル迄誘うまでの間が面倒臭い。ご飯を食べたり、相手の顔を伺い褒めたり・・・することしたらお終いと考えていても、あっちは勘違いして「連絡先教えて?」「またお会う」だの・・・


それに代わって遊郭はやる事が決まってるから楽だ。ただそれだけ。






『そりゃぁそうさ、カカシは上客だからね。』





『普通、客の前でそんなこと言うか?お前も変わった奴だ。てかそろそろお喋りはお終い。俺は話をしに来たんじゃないからな。』




『ったくムードもなんもありゃしないね・・・』





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