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□或る、二人の愛の形
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カカシ先生「…イルカ先生。」

イルカ先生「はい?」

カカシ先生「俺の目を見て下さい。」

イルカ先生「…え?何ですか急に。」

カカシ先生「良いですから。じっと、じっと見て下さい」

イルカ先生「…?はい」

カカシ先生「………俺はこの目で沢山の人を殺して来て沢山の人の死を見て来て居ます。今迄も、そして此れからも。怖く無いですか?」

イルカ先生「………。」

カカシ先生「怖いでしょう、俺の身体には血の匂いがこびり付いて居る…こんな俺が全く汚れの無い、真っ白で綺麗な貴方の事を好きで居て良いなんて事が許されると思いますか?」


イルカ先生「………。(無言でカカシ先生の口にキスをする)」

カカシ先生「………え。」

イルカ先生「何馬鹿な事言ってるんですか、カカシ先生の俺を見詰める目は何時でも物凄く優しいですよ、俺は貴方に見詰められると何もかもが見透かされて居る様で実際怖く成る時も有る、でも苦痛では無い、寧ろ見透かされてナンボです、俺は口下手ですから…其れに何もかも貴方のせいでは無いでしょう、任務だったんですから命令は絶対です。俺もそうです。終わった事を気にしても仕方が無いです。と云うより終わった事…自分の事をそんな風に俺に言えるカカシ先生は優しいんですよ、絶対」

「………イルカ先生。」

「はい?」



「殺したい位愛してるって言ったら怒りますか?」
















「………いいえ、貴方からなら」



Fin.

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