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□らいおんはーと2
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物心ついた時には任務についていた。「里の為」「里の人たちを守るため」と・・
暗部に所属した頃にはそんな事を忘れ「 任務 」だから。
沢山の人を殺した
そんな頃にはただの殺人兵器へと俺は変わり、任務で死んでもいいと思った。守りたいもの、大切なものなんてなかったら。
必要ないものだから。
「 モノに固執してはいけない 」
忍びの鉄則。一つのモノに固執したら其れが自分の「 弱み 」になる。そう教えられた。
彼女というものも出来た。ただ相手の言うとおり、どこかに行ったり、ご飯を食べたり、体を重ね、愛の言葉を囁いたりした。
相手がそれを望むから。
だが、任務が長いことあったりして、ほったらかしにしていると「寂しいよ、カカシは私に会えなくて寂しくないの?ねぇ、好きって言って?」「なんでそんな平気な顔するの?」「本当に愛しているの?」と言われる。そして「カカシには愛がないね」「貴方にとって私は何?恋人じゃないの?こんなの嫌だわ。」と別れを切り出される。
だからなんだっていうんだ??望み通りにしてやったのに。意味がわからない。恋人とはいえ所詮他人。
どうだっていい。