離れても共に
□再会
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「やほーソラ!久しぶり!」
『えー!?名無しさん!?』
イェンツォ相手に、どうも納得できないソラ達の様子も今までの経過を思えば致し方ない。
任せていたが、たまらずモバイル画面から顔をのぞかせた。
──正直、久しぶりに顔を合わせたかった気持ちもある。
ひとしきり挨拶を終えて
「まぁ私がちゃんと見張ってるから、信じてあげてよ」
「ひどいですよ、名無しさん」
仲間の証明をし、もう一度笑った。
カチカチとキーボードを叩く音を響かせている……
「ソラ君と随分親密なんですね」
「ん?」
先程のコネクトで増えたデータベースを確認していると、珈琲を片手に現れるイェンツォ
姿を確認すると、その手を休めた。
「ああ、さっきの? そりゃ皆とほどじゃないけど、それなりに色々あったしね──ゼクシオン?」
「もう……やめてくださいよ」
口とは裏腹に笑いながら彼は言った。
「それにしても」
「何だ?」
「少し──妬けます」
ぽかん顔
「ハートレスも、ノーバディの貴女も知っているのはずに──彼等が知っていて、僕の知らない貴女がいるなんて」
呆然としてその横顔を見つめていたが……ニヤリとして尋ねる。
「なに、ソラにジェラシー?」
「そうですね」
──ふざけたつもりが、真面目に答えられてかえってこちらが赤くなった。
「あれ、照れましたか?」
「そんなことない」
「ポーカーフェイスが下手になりましたね、ナナシ」
意地悪だと呟くと、どちらがですかと楽しそうに彼は笑った。
END.
仲良し、いちゃいちゃしやがって!
昔からですが。
Vの6はいい人すぎてビックリしました