今を楽しめ
□愛してる
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風が強い。
ビュービューと、冷たく身に当たる。
……こんな日は人肌が恋しくなる、か。
「風が痛い」
「そうか」
「ザルディンは慣れてるからいいよな」
「まぁな」
淡々と答えるのが気に食わなかったのか、そっぽを向いてしまう。
「……ほら」
少しでも機嫌を直そうと思い、あやつの体を後ろから覆う。
驚いて見られたが、どうやらお気に召した様だ。
「ふふん、人肌が恋しくなった?」
「それはお前だろ」
別に寒くなくとも人肌は恋しい
お前の、肌が。
「あったかい」
「だろうな」
たとえこの身が消えようと
風に乗せてでも、いつか伝えよう
愛してる。
END.
ザルも好きだった事を思い出して急遽(?)追加!
風が強い日はザル子を思い出しながらコレを歌います。
こ〜のか風は〜あな〜たで(略