†BL小説†
□お昼寝の時間
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ある日の出来事。
宿に泊まることにした俺達は、たまには休息も必要ということで各自自由行動している。
そして俺は、恋人のバルフレアの部屋に遊びに来ている。なのに。
「…バルフレア〜」
「何だ?」
「眠い〜…」
そう。俺はバルフレアと一緒にいるのに、今までの疲れが出て眠くなってしまった。
きっと呆れられただろう。
久々に二人きりになったのに、『眠い』なんて言ったから…
「…だったら、ほら。ここに寝ろ」
呆れた訳ではなさそうなバルフレアが指を差したのは、自分の膝。
膝枕をしてやる、という事らしい。
「い、いい!!恥ずかしいから!!寝るのは自分の部屋で寝るから!!」
「…ほぉ〜。だったら強制的に寝かしつけるまでだ。勿論、この部屋でな」
「…は?何す…っ!!……んっ…」
続きを喋ろうとしたのに、唇で塞がれてそれすらも出来ない。
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