ノンの妄想部屋

□You're not here…
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私は今日も独り…

貴方はいつも遅くて、私を独りにする。


孤独が友達の私に、
皆は言うのだ。
「一人が好きなのね」
私はそのたびに答える。
「そんなことないよ」
笑っちゃうよね。
そう言いながら、一人が好きだったんだもの。

―でもね。

貴方と会ってから、私は、一人が寂しいと知ったの。
貴方の温もりが欲しいよ。
貴方と一緒の時間を過ごしたい。


だから、待つの。

「ありがとう、待たせてごめんね」
っていう、貴方の笑顔がみたいから。

我慢したぶん、
素敵に見えるの。

私は貴方に恋してる。
誰にも負けないくらい、
貴方の事が…好きなのよ。

だけど、
最近は貴方はずっと仕事ばかりで、会えないで1日終ることが多くなったね。

もちろん、仕事が大事なの分かるし、「私と仕事どっちが大事なの?」なんて馬鹿げた質問はしない。



「たまにはご飯くらい一緒に食べたいな」
「ゴメンね、今夜も間に合いそうにないよ…今度な」
そう言った貴方は直ぐに電話を切る。


電話は何時だって無情にきれてしまう。

だから嫌いだ。

今夜はどうやって貴方を待とう。

貴方はお仕事。

私はひとり。


…いつも…ひとり。
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