ノンの妄想部屋
□Letters
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友達は
「今更そんな綺麗ごと言っても仕方ないから言っちゃえ!付き合うかどうかわかんないじゃんね」
と無責任なことを言っていた。
自分でも、相手にしてもらえないのは分かっていた。
だから今のままでいいと思った。
ただ…一度で良い。
自分の気持は伝えなきゃ、と思った。
メールでも良いから。
ただ…自分があの人のことを好きだってことを伝えないと、すっきりしないと思ったから。
何かのメールのやりとりをしてるときに勇気をだして送ってみた。
「私はあなたのそういう優しいところが好きですよ」
きっと遠回しすぎて分かんないと思うけど。
「ありがとう」
今はこの言葉だけで十分だ。
これで満足しなくちゃね…
大人になるにはまだまだ時間が必要だな…
メールの文字をおいながら、私は独りで溜め息をついた。
大人になりたいと思う。
この胸の嵐は
まだ、
収まりそうにないから…。
両手に空を
胸に嵐を
君にお別れを…
この窓辺に残されていたのは
いつも置き手紙