舞姫桜花伝
□零ノ舞
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「ほんとに、こんなトコに虚なんて出るんすかね?」
「だから我々が派遣されたのだろうが」
鬱蒼とした森に映える紅と白。
半信半疑のまま歩く護廷十三隊六番隊副隊長の阿散井恋次と、そんな恋次を一蹴する六番隊隊長の朽木白哉だ。
どれだけ進めども、見えるのは緑一色の同じような景色ばかり。
直情的な恋次が、このような状況に嫌気がさすのも無理はない。
すると、その時だった。
突然、虚の方向が辺りに木霊した。
「行くぞ、恋次!」
「はいっ!」
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