Poem

□解
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また怒られた
唇を噛み締めた
頭が熱かった
血の味がした
悔しかった
拳を握った
反論できなかった
出来るわけがなかった
貴方の意見は正しかった
それは清々しいまでに
正義と言う名の空のように
私を突き落とす
涙が溢れた
一人きりだった
自分の身体を抱いた
喉で低く哭いた
私は間違っていた
間違っていた
私には何も出来やしない
解ってるよ
解ってたんだ
悲しみが身体を冷やした
それでも貴方の期待に
儚い夢にすがりたかった
耳を塞いだ
音なんて耳鳴りでしかない目を閉じた
闇は心地よくとけた
身体を楽にした
力が入らなかった
嗚呼また失敗しちゃたよ
もう許してくれなくていい
もう構わないで
私には無理なんだ
煩いんだ全部
眩しいよ
死にたいよ
生きていたくない
痛いんだ
辛いんだ

もう誰か壊してよ

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