長編駄文

□Love laughs at distance.
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恋次は毎日駅に行き、白哉を待った。

春も夏も秋も冬も
どんなに暑くても
どんなに寒くても
どんなに雨が降ろうと風が吹こうと恋次は毎日駅で
何時も白哉が帰って来ていた時間に駅へ来て何時もの場所で待っていた。


「恋次、いい加減帰るぞ」

「もうちょっと」

「駄目、風邪っぴきが何云ってやがる、行くぞ」

「…分かったよ」

一護は下手をすれば一日中でも待って居ようとする恋次を家へと連れて帰ることが日課になっていた。

「無理すんじゃねぇよアホ!風邪悪化させてどういうつもりだコラ!家に閉じ込めんぞ!」

寒い冬の中二時間以上も外に居た恋次は冷えきって帰って来る。
その為か恋次は少し前から風邪を引いていた。

「大丈夫だって云ってんだろぉ…丈夫なのが俺の取り柄なんだからな」

「バカ!熱出してフラフラしてる癖に何云ってやがる!さっさと寝ろ!」

「はぁい」

恋次は自分の布団へ潜り込んで直ぐ様寝てしまった。


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