駄文

□Call is my name
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隊長室では俺と上官兼…恋人…の隊長とで仕事をしていた。

二人して黙々と仕事をしていると…

「白哉ー!!」

だーん!と隊長室の戸が開く。

「あ、一護じゃねぇか」

いきなりで少し驚いた。

「恋次、久しぶり」

ニッと一護は笑って俺を見た後。

「白哉ー、ルキアどこに居るか知らねーか?」
「………」

隊長はいつにも増して不機嫌そうな顔をしながら。

「…知らぬ」
「そーかー…サンキュー白哉」
「それより兄はいつまで私の事を「じゃーな恋次ーまた来るな」
「お、おう、またな」

隊長の言おうとした事を聞こうともせず、俺に挨拶をしてさっさと行ってしまった。

隊長への馴れ馴れしさに多少腹が立つ…
俺だって名前呼んだ事無いのに…(泣

「………」

隊長は不機嫌度が三割増しになっている。

「あやつはいつまで私の事を名で呼ぶのだ…(怒」
「隊長って名前呼ばれるの嫌いなんですか…?」
「あやつに呼ばれても嬉しくなどない」
「そうなんですか…」

じゃあ俺なんかが言ったら殺されるな……
………呼びたいけどっ…!

「…恋次は何故私の名を呼ばぬのだ?」
「…は?」

いきなりで訳がわからない俺が聞き返すと

「何故、恋次は私と親しい者であるのに名を呼ばぬのだ」

…何を言っているのだろうこの人は

「…どういうことですか?」

確かに一護よりはずっと長く一緒に居るし、親しいし…つーか、恋人…ですが…何でいきなり?

「何故」
「…そりゃ、隊長は隊長でしょう?俺は副隊長なんだから上官を名前でなんて呼べませんよ…」

と苦笑して言うと「そうか…」と隊長が小さく呟いた。
その姿がなんとなく落ち込んで居る様に見えて

「なんでそんな事聞くんですか?」
「恋次は私の事を好いていると言ったが、私を名で呼んだ事は一切無いな」
「…えぇ、まぁ…」

恐れ多くて呼べるか!

「…親しくなった、とはいうが…どうも距離があるように思うのだ」

そりゃお貴族様ですしね。
後、俺にとってアンタは憧れでもあるんだから…んな事出来るか!!

「…恋次」
「はい?」
「一度で良い…名を呼んではくれぬか」
「…………」

………え、無理無理無理!!!!
ハズい!!でも断れない…し…呼びたい…。



「…び、…白…哉…さん…」



我ながら聞き取りずらい小さな声でボソリと言った。
恥ずかしくてうつむいていたら隊長にぎゅうって抱きしめられて

「恋次」

って名前を呼ばれて、
恥ずかしくて、

「なにするんですか…」
「もっと呼んではくれぬか?」
「……白哉さん」

隊長は優しく優しく俺の頭を撫でてくれて、

「恋次」

と言って隊長は優しく俺をぎゅーって抱き締めてくれた

END




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