長編駄文

□The best frends must part.
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何時もの様に恋次は白哉の見送りにやって来ていた。

「今日は何時に帰って来るんですか?」

「何時もと同じ時間だ」

「五時だね!行ってらっしゃい白哉さん」

「行ってきます」

何時もの様に白哉は学校へ、恋次は家に帰って行った。


五時の少し前になると恋次は駅へ向かい、駅で白哉を待ち始める。

「おお、恋次じゃねぇか」

「あ、一護」

ルキアと同級生の一護だ。

「また白哉を待ってんのか?」

「そうだぞ、それと白哉さんを呼び捨てにすんな」

「良く飽きねぇなぁお前も」

一護は呆れた顔をして恋次を見た。

「うっせぇ、放っとけ」

恋次は怪訝そうな表情をして一護を睨んだ。

「…物好きなぁ、お前」

「なんだと!白哉さんが好きで何が悪い!」

恋次はフーッ!っと低く唸った。

「だって、あんな仏頂面の何処が…「誰が仏頂面だと?」

一護が冷や汗をかきながら振り向くと後ろには不機嫌そうな白哉が居た。

「よ…よう、白哉」

一護はびっしょりと冷や汗をかきながら白哉を見た。

「お帰りなさい白哉さん!」

恋次はにっこりと笑った。

「ただいま恋次」

白哉は優しく恋次に声をかけた。

「じゃ、じゃあ俺は帰る!!!」

と叫んで一護は大急ぎで走り去って行った。

「…青二才め」

白哉は忌々しそうに一護の居た方向を睨み付け呟いた。

「白哉さん帰りましょ」

恋次は白哉の手を引いた。

「そうだな、帰ろう」

二人は幸せそうに家に帰る。
そんな平和で幸福な日々が続いていた。





ずっと続くと思っていた。



そんな、ある日。




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