長編駄文

□Today red,tomorrow dead.
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それから恋次は一護の家で過ごす様になったが日増しに恋次は白哉に逢いたくて仕方が無くなっていた。

「白哉さんの所に行く」

「駄目だ」

「なんでだよ!もう二週間も家の中に缶詰めだ!しかもルキアにも白哉さんにも逢えないなんてうんざりだ!」

「…んなこと云われたって俺が知るかよ」

一護は面倒臭そうに恋次を見る。

「何だよ!お前ルキアに頼まれて俺をここに居させるんだろ!」

「煩い!少しは静かにしろチビ」

「チ、チビじゃねぇ!ま、まだ俺は成長途中なんだ!ちょっとデカイからってふざけんなよ!」

「あーもう喧しい!」

一護は恋次の頭を鷲掴みにした。

「ぎゃん!いいいきなり何す…くす、ぐった……ふあぁぁぁぁん!」

一護は恋次の耳を撫で尻尾を撫で上げ、とにかく恋次がくすぐったがる箇所を触りまくった。

「や…やめ…ひゃう、う!…あぅう…」

「静かにするな?」

「ひぅ……す、るか…らぁ…や、やめ…ひゃ!」

「静かにしないともっとやるからな」

一護はそう云って恋次から手を放した。

「…う〜…うぅ…白哉さん以外にこんなに触られるなんて…あうぅ…
白哉さんに…だってこんなことされたこと無いのに…」

擽られた余韻が残って居るのか恋次の耳はピクピクと震えていた。

「…お、俺の方が一護より一つ上なのに……」

「うっせチビ犬」

ボソッと一護が云った。

「チビじゃねぇって云ってんだろうがコラァァァァ」

聞き逃さず恋次は一護を睨み付けた。

「それから俺が白哉さんのなんだからな!」

「あーハイハイ」

「お前のせいで白哉さんに嫌われたらマジで殺すからな」

恋次の目は本気だった。

「ざけんな誰がお前みたいなクソチビ」

「チビじゃねぇぇぇぇ」

「ハイハイ、もう夜だから大人しく寝てろ」

「だからガキ扱いすんな!」

一護は面倒臭くなったのか何も云わずベッドに潜り込んだ。

「一護のバカッ!」

恋次は半分べそをかきながら自分の布団に潜り込んだ。


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