駄文
□似合い過ぎも困りモノ
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可愛い………。
この時ばかりはあまり乱菊が好きではない白哉も彼女に感謝した。
ただでさえ白哉にとって可愛い恋次をなおさら可愛い姿にしてくれたのだから。
「…変ですよねっ!すみません直ぐ乱菊さんに見せて来たって言って着替えて来ます…」
「いや、そのままで構わぬ」
そう言って白哉が微笑むと
「えっ…あの、えっと…」
オロオロと恋次は慌て「……おかしくないですか…?」と 小さな声でボソボソと上目遣いで白哉に聞く。
「ああ、とても可愛いらしい」
そう言われて恋次は真っ赤になりそっぽを向いて
「…可愛くなんかないです」
「そういう所が可愛いのだ」
白哉は嬉しそうに笑いながら恋次を後ろから抱き着いた。
「狽ネんですかっ!?」
「可愛い」
「放して下さいっ!」
「断る」
「恥ずかしいですっ!」
「関係無い」
「…ゔっ…」
「お前は大人しくしていれば良い」
「出来るかぁーっっ!!」
白哉はぎゃあぎゃあと喚く恋次をとても愛しそうにぎゅうっと抱きしめた。
END→オマケ