お題

□腹黒君にびびる彼女のセリフ5題
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2.あれ? わたし悪くないよね?


朽木家×恋+理



ある日、久しぶりに朽木ルキアと阿散井恋次が会話をしていた時のこと。


「こーやってゆっくり話しすんのは久しぶりだなぁ、ルキア」


「ああ、確かにそうだな」


「なかなか非番な日も重ならねぇしな」


恋次が苦笑するとルキアはポンッと手を打ち


「おお、そうだ恋次、久しぶりに甘味処へ行かぬか?」


「おっ、良いな行こうぜ」


甘党の恋次は大賛成だ。


「うむっ!旨い白玉のある店を知っておるのだ!行くぞ恋次!」


ルキアはとても嬉しそうに甘味処のある方に走り出した。


「おいおい、そんなにはしゃぐなよルキア」


そんなルキアの嬉しそうな姿に恋次の顔も自然と綻んだ。


「早くせぬか恋次!」


ルキアは大きく恋次に向かって手招きをしていた。


「わーったよ、わーったからちょっと待てってルキア」


そのはしゃぎっぷりに困った様に笑いながら恋次はルキアの方へ向かった。






ピキッ…


執務中に白哉は何だか無性にイラッとしたので手に持っていた湯飲みにヒビを入れた。


「………」


「…ど、どどどうしたんですか朽木隊長…」


直ぐ傍に居た理吉は湯飲みにヒビが入った音を聞いて酷く驚いていた。


「……いや……そう云えば、恋次は今日非番であったか」


「え、はい…確か…十三隊の…朽木隊長の義妹であるルキアさんと出掛けるんだとか…」


「………そうか」


そう呟いた白哉は何故か酷く機嫌が悪そうだ。


「…朽木、隊長?」


不思議に思った理吉が白哉に声をかける。


「(…大方、二人で甘味処にでも行っておるのだろう……二人、で…?)」


「あの、朽木隊…」


「(あの二人で?…あの可愛いらしい二人で彷徨いていてはどこぞの連中に目を付けられてしまうではないか…っ!!)」


恋次大好きとシスコンが発動した白哉。


「隊…」


「(こうしてはおれぬ…直ぐ様恋次とルキアの元へ行かねば)」


「隊長これに判を…」


「黙れ」


「…すっ、すみませんっ!!!(あれ? 俺悪くないよ、ね…?)」


「私は少しの間、席を外す…良いな」


「は、い…」





その後、白哉は瞬歩で恋次とルキアの元へ向かい不審な人物(自分が一番不審人物)がいないかどうかと見張り(ストーキングし)ながら甘味を幸せそうに食べている二人をじっと眺めていた。(ストーカー)





…最大の被害者理吉(哀れ



END

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