小説
□放送物語
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【「……ぇ、え？もう撮ってるの？
えー皆さんこんにちは。放送部部長、３年Ｃ組 桂内あかりでしゅ。
…………………………。
こほん、ほ、放送部は全校を動かすので、えーと…………じゅ、重要な役割を持っています。
ミスをすれば、それだけ迷惑がかかってしまうので、日々私たちはミスをしないよう努力しています。
キツいように感じるかもしれませんが、実際は楽な部活です。
部員のみんなもとても優しく、とても楽しい人達ばかりです。
こんな部活ですが、入れば楽しいと思うので、どうか入って下さい。
よろしくお願いしましゅ。」
…………………………。
「…………ぷっ……」
「ちょっと!!何笑ってんのようえむ───」】
『……………………。』
誰も口を開かない……。いや、開けないのだ……。
「…………ど、どう？」
初めに口を開いたのは部長だった。
「……部長。もう一度聞きますが、これは何のビデオなんですか…？」
「えーと……新入生のための部活紹介ビデオ…？」
「……マジで言ってますか？」
「…………うん、マジ」
…………………………。
『ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』
「うわー!! みんながキレた!!」
愉快（？）な時間は今日も過ぎていく……。
プロローグ 完
次回予告
「はいはーい!! みんなのアイドル【桂内あかり】でーす。」
「まだキャラ説明もしてないからって適当なこと読者の皆さんに言わないで下さい」
「う、うるさいわね！ あんたは黙ってなさい!!」
「そもそも次回予告とか必要なんですか？ すぐに次のページに行けばいいだけじゃないんですか？」
「それは…………作者に聞けばいいでしょ。」
「え、この企画、部長が考えたんじゃないんですか？」
「いやどう考えても最終的に行き着くのは作者でしょ!? 私個人で考えられるわけないじゃない!!」
「所詮は動かされるだけの人材か……」
「あんたもね!!」
「さて次回は……」
「流された!?」
「俺はどういう存在なのか。 部長【桂内あかり】はどんなキャラなのか。 そして部長が上記で明かした『みんな』とは？
次回 第１話 「始まり」
勉強で忙しい作者にこうご期待!!」
「ちょっ!? なんで急に真面目に話すのよ!! 予告はあたしが言いたかったのにぃ!!」