振り向けば…

振り向けば…
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─朝

自然と目が覚めた

あぁ…

いい天気だ…

私は起き上がり伸びをした

洗濯…しなくちゃ…

私はベットから降りると風呂場へと向かった

洗濯物を洗濯機に入れ風呂場に入り、シャワーを勢いよく流す…

『ん〜
気持ちいい


…彼氏に振られてから最近引きこもり気味だったからな〜

今日は久々に
どっか行こうかな…


……あれ?

電話が鳴ってる

私は急いでタオルを巻き電話に出る

『はい─』

「まりさぁぁ〜ん

でっかい鳴き声…
順ちゃんだ

『なに
どうしたの

「彼氏がぁ〜
彼氏がぁぁ

「え〜〜〜〜ん

『なに
彼氏がどうしたの

「しばらく時間置こうって言って来たぁ〜〜

『えっ…』

「まりさ〜ん
どういう事〜〜

『…え
わかんないよ…

「まりさぁぁ〜〜ん

『…順ちゃん

電話の向こうで大泣きしてる順ちゃん

『順ちゃん…
落ち着いて…』

『今何処にいるの?』

「まりさん家の前〜

─Σえ゛っ

家の前で泣いてんの

ドアスコープから覗くと確かに順ちゃんが大泣きしてるのが見えた

─は、恥ずかしいっ

カチャ

私はドアを開けた

「あ〜まりさぁん

『いいから入ってっ

順ちゃんの手を取り引っ張った

『…くしゅ』

寒いっ

「お風呂だったの?」

『お風呂だったの』

「…もう一度入って来れば?」

『そうする』

私は風呂場に戻り
バスタブへ入った

─あ〜

あったかい

「まりさぁん」

順ちゃんがドアを開ける

『ん〜?』

「ね〜
もうダメなのかなぁ?私たち…」

『ん〜
そんな事ないよ…』



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