卒業
□2007年
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−−−−−2007年4月−−−−−
ついに新しい天てれがスタートした
俺は2年目
あいつは5年目
ずいぶんキャリアに差があるよな
俺はUtoになり
樹音はLetsだった
今年も同じチームになれなかった
もう俺の気持ちは俺自身も気づいていた
去年の9月
夏イベも終わって落ち着いてた頃
祐太に気づかされたんだ
「なあ一磨。
おまえ、樹音のこと好きだろ?
6ヶ月ずっと一緒にいるから
分かるんだよ」
祐太とは去年もチームが同じだったから
ずっと一緒に居たんだ
「ああ、そうかもしれない。
俺、あいつのことが好きだよ」
「なら、自分の気持ちに正直に
樹音に好きって言えよな」
「うん。いつかきっとな笑」
「いつかってお前!!
言わねえと後悔すんぞ
いつかなッ笑」
「はいはい。助言ありがとよっ」
「ッたく分かってんのかなあ」
俺があいつの事好きだって
気づいたのは祐太との
こんな何気ない会話だった