★文【パラレル】★

□優しい君へ 2
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それから3日が経ったが、警察の調査のかいなく事実が見付からず、謎の青年は謎のままだった。

「なかなかわかんねぇな・・・他の奴らもこれだけが仕事じゃねぇんだよ、許してくれよな」
自分でまいた種は自分でかたをつけたいが生憎謹慎中の身であるし、他の仲間も忙しい合間を縫って調べてくれている。感謝しなければいけないが、気ばかりが焦ってしまう。
「別に怒ってねぇし、・・・急ぎでもねぇし・・申し訳ねぇな、なんか」
3日間の間でクロはようやく心を開いてくれたようだ。最初に会ったときよりも喋ってくれるようになった。
「いや・・・元はといえば俺が・・・・まぁ気にすんなよな!!」
「あぁ」


そして2日が経ち、謹慎中とはいえ下手したら一日中ルフィはクロの身の回りの世話をした。その間自分の事も沢山話したし、クロの事も色々な予想をして笑いあった。
それに応えるかのようにクロの表情も豊かになっていった。
ルフィはとても嬉しい気持ちになった。
「ルフィ、明日も来てくれるか・・?」
「あぁ、明日も来るよ。また明日!!」
「じゃあなっ・・・ルフィ」
クロはルフィが出てっいった扉をずっと見続けていた。
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