★文【パラレル】★

□海のみえる丘で
5ページ/9ページ













波の音がする







大好きなお前が優しく俺に笑いかける






まさか本当に、お前が海賊王になれるとはな


む。なんだよ、なれねぇと思ったのか!!


違ぇよ。最初に出会った頃、思い出してたんだ


ん〜〜懐かしいなぁ


お前は海賊王に、俺は世界一の剣豪に・・不服はねぇか?


無い!!!!俺の隣はずっとお前だけだ!!


・・・・ったりめぇだ


ずっと・・だぞ


あぁ、一生
俺はお前のもんだ


しししし!!






・・・・好きだよ


・・・・知ってる











知ってるから、生まれ変わっても俺の隣に絶対いろよ??


もう死んだ後の話かよ


いいんだ・・俺達はいつか死ぬ
・・・・でももし次の人生があるんだったら、その時はまた俺の仲間になってくれるか?


仲間でいいのか?


いいんだ!!また惚れさせてやるんだから!!!!


楽しみにしてるよ


絶対・・・・
見付け出してやるからな




・・・・約束、か?


あぁ、約束














ルフィ・・









約束だぞ!!!!













「ルフィ!!!!」

エースの叫びにルフィはぱちりと目を開いた。視界には青は無く、無機質な白の天井が飛び込む。そしてそれと共にルフィを覗き込むエースの心配そうな表情も確認出来た。

「はれ??・・・・エース、また俺遅刻か・・?」
「何言ってんだ、違ぇよ・・お前が、泣いてるから・・・・」

ルフィは言われて初めて自分の頬が濡れている事に気付いた。
平然と手で涙を拭う。
自分は悲しいから泣いているのか。それとも・・。

「・・・・スゲー幸せだ、今」
「は・・なんで??」
「わかんねぇけど」







““幸せだ・・””








_
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ