逆転シリーズ

□逆転トライアングル
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俺の名前は王泥喜法介。

弁護士になってまだ、ちょっとしか経っていない新米弁護士だ。

今はここ、「成歩堂なんでも事務所」で弁護の依頼を受けたりするが…。

今回、ここに来ている2人の女性は弁護の依頼ではないようだ…。

「あ、あの…、と、とりあえず成歩堂さん、もうちょっとで帰ってくると思うんで…ι」

「…そうですか。」

「…わかったわ。」

この2人の女性はどうやら成歩堂さんと、それなりに親しかったみたいだ。

向かって右側に座って居るのが、綾里真宵さん。

昔、ここが「成歩堂法律事務所」だったときに、ここの副所長をしていた…らしい。

ちなみに、俺は会ったことが無い。

そして向かって左側に座って居るのが、宝月茜さん。

この人は刑事科に勤めている刑事で、自称・カガク捜査官だ。

ちなみに、この人とは何回も面識がある。

しかし、このピリピリした空気は一体何なんだ?


遡ること1時間前…。

「はぁ〜、今日も依頼は無いのかなぁ?」

「依頼が無いってことはそれだけ平和だってことだろう?いいことじゃないか。」

「…成歩堂さん、それちょっと、都合よく解釈してません?」

「そんなことないよ?」

「はぁ…。」

ニコッと笑顔で返されたオドロキは、脱力した。

『これでも昔は、数々の逆転劇を繰り広げた、伝説の弁護士だったんだけどなぁ…。』
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