Vitamin
□決意を胸に
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5月9日、今日も悠里は補習を行っていた。
しかし今日はいつもと少し違う部分があった。
それは…。
「ブ〜チャ?ナァンで、顔がこんなに赤いのカナァ?キシシッ」
「きっ、清春君…!耳元で…、喋らないでっ…!」
そう、今日は聖帝の小悪魔・清春の誕生日であった。
そのため、清春は悠里に特別な補習を持ちかけた。
その特別な補習と言うのが、悠里の隣で超密着しながらの補習であった。
ちなみに目の前には、他のB6が全員揃っているがこれも清春が指定したものである。
理由は至ってシンプル。
他のB6に牽制をかけるため。
しかし、目の前でイチャイチャ(?)されてB6が黙っているわけもなく…。
「仙道!貴様、いい加減にしろ!先生だって困っているだろう!」
「アァン?アンだよ、ナナ!今日はオレ様の誕生日ダロ?だからブチャもいいっつったんダロ?ナァ、ブチャ?」
「う、うん…。」
『というか、ほぼ強制的だったけど…。』
悠里の言うとおり、清春はこのやり方でなければ補習を受けないと言い出した。
悠里としてはそれだけは絶対にさせるわけにはいかないので、渋々承諾したのだった。
「先生、イヤならヤダって言っていいんだぜ?」
「そうだよ〜!これもキヨのイタズラの一部なんだし!」
「清春だけ…先生の…隣…ズルい…。」
「That's right!一達の言うとおりだぞ、担任!」