任天堂

□喜怒哀楽の朝
4ページ/7ページ


いつもならここで4人乱闘ということで決着が付かない、というオチがついているのだが、

今日は魔が差した。
「さっきからうるさいよ」
聞きなれた声なのに酷く恐ろしい。
かなりドスがかかっている。

3人同時に、ゆっくりと振り返る。
そこには自分たちの話題になっていた人物。
優しい微笑みを浮かべている顔が、今日は何だか恐ろしく見える。

「る、…ルイージ…」
「あのね、…まだ朝なの。わかる?」
表情と同じように優しい声音。
その裏に隠された感情を知った3人は無言で頷く。

.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ