その他
□炎獄カタルシス
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真っ赤な炎が総てをその色に染め上げる。
空気は悲鳴と怒号で震える。
地は肉の塊で埋まる。
肉の塊は開ききったその瞳で私を見上げていた。
人間って何だろう。
すっかりわからなくなってしまいました。濁った眼が私に問うのです。
何故自分ガコンナ目ニ遭ッタンダ。
何故オ前ハ生キ残ッタノダ。
何故オ前ハ生キテイルノダ。
何故オ前ハ死ンデイナイノダ。
私は嗤いました。
渇いた笑みです。もうそこに感情などありません。
『だって貴方がたは死ぬために生まれてきたのでしょう?』
天が死ねと命じたから貴方がたは死ぬのです。
上の言うことはしっかり聞くものです。
子供でもわかるとても簡単な話。
理解できましたか?
よくできました、
「さようなら負け犬」
私は選ばれました。
私は生きているのです。
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初めて読んだ諸葛亮本が陳瞬臣の諸葛孔明なので、諸葛亮が曹操の大量虐殺を見たというのが印象深くて…
なのでうちの孔明は頭おかしい(