BASARA
□最期の想い
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魔王の足跡は悲惨だった。
足軽はもちろん、将の死体もゴミのように転がっている。
鬼兵の死体は原型をとどめていない。仁王車もばらばらになって転がっていた。
建物は所々崩壊・炎上、何かをひきずった跡のような血痕。
地面のほとんどは紅く染まっている。
まるで地獄にいるような惨状だった。
秀吉はその中をひたすら歩く。
彼を動かすのは、友の元へと向かうという想いだけだった。
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