症状
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昔から爪や指先の皮膚を噛みちぎったり、指同士で引っかいて皮を剥ぐ癖があった。
それが自傷の始まりだったのかもしれない。
何が原因で噛むようになったかは分からない
けど、イライラしたり一人の時にするようになっていた
爪は常に深爪で血こそ出ないが指先の皮膚だけ薄く、色が違う。
リスカが始まったのは高校3年の夏。
最初は貝印の剃刀を使おうとしたけれど、古かったため全く切れず、トーンカッターや眉用の安全剃刀を使っていた。
傷は浅く、血は患部を抓ってやっと出る程度だった。
でも、『リスカはドラッグと同じで悪化していく。』
どこかでそんな言葉を見た気がした。
まさにその通りだった。
日に日に深く、より血を出したいと思うようになった。
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高校3年の11月。
大学入試(指定校推薦)の為、小論と面接の練習。
本心で行きたい大学ではないため理由が浮かばず、鬱になりパニック。
練習でも悲惨な結果に毎回泣いていた。
そんな時には逃げ出し、トイレで切った。
真っ赤に染まる便器を見て泣きながら笑っていた。
入試が終わった頃は一時収まっていたが、すぐ再開。
夏から半年たった今では、傷口がパックリなったり、血が大量に出ると喜んでしまう。
大学への入学が迫り、最近はまた悪化している。