わんぴ
□ひとつなぎの友情〜エキシビション〜 2
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〜6戦目〜
栄口vs西広
栄「よろしくね、西広」
西「うん。お互いに頑張ろうね」
2人は笑顔で握手を交わす。
百「(ふふ、いい光景ね)じゃあ、始め!!」
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2人は距離をとり、沈黙しあう。
栄「…」
西「…」
先に動きを見せたのは栄口だった。
栄「バブル…形状、ナイフ!!」
三本ほどのナイフが西広にまっすぐ向かう。
だが、西広はまったく動じない。
西「移し鏡」
次の瞬間、西広へと向かっていたナイフは栄口へとその軌道を変えていた。
栄「…え…」
それらをすんでのところでかわした栄口は、今の出来事が信じられない様子だった。
西「映し出したものを他の対象へ目標を変えることができるんだ。遠距離は通じないよ」
フッと笑う西広。
栄「…だったら、近距離にもちこむ!!」
栄口は西広めがけて走りだした。
しかし、
西「この距離じゃもう遅いよ…数始鏡。」
無数の鏡が栄口の周りに出現する。
そして、全ての鏡に映しだされた西広が不敵に笑う。
西「「「さぁ、どうする?」」」
栄口はぐっと下唇をかみ、そして…
多くのナイフを自分の周りに出現させた。
栄「ハンドレッドナイフ!!」
ナイフが鏡に向かう。
西「「「同じことだよ…数始鏡」」」
そして、次の瞬間
無数の鏡が消えた。