ネタ小説
□ネガティブ少女
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マイナス思考少女
「いって」
廊下を歩いていたら女子とぶつかった。予想外の痛みで声を上げたが、俺がよそ見して歩いてた訳だし相手は女子だ。ここは謝ろう。
「わ「ごめんなさい」は?」
俺が謝る前に即座に謝ってきた。
「いや俺「ぶつかってしまってごめんなさい」えっ?」
「廊下を歩いていてごめんなさい。私なんかが堂々と廊下を歩く事が間違いでした。これからは壁に擦り寄って歩きます」
「ちょ…「寧ろ学校に来るなって感じですよね?そうすれば貴方が怪我をする事もなかったのに。ごめんなさいごめんなさい。人様と同じ空気を吸うなんておこがましい事をして本当にごめんなさい。私なんか死んだ方がマシなんじゃないでしょうか?役立たずの私なんか生きてる価値ないですよ。寧ろいない方が酸素が減ることもゴミが出る事もないし、人様に不愉快な思いをさせることもない。人に生まれてきた事事態間違いでした。虫のように誰にも知られる事なくひっそり生きていく…それこそ私に相応しい…はっ、もし私を踏んでしまったらその人の靴が汚れてしまう。なんて煩わしい私なんでしょう。もう生物として生まれてくる価値ないですよ私。道端で落ちてる石ころで充分。嗚呼、それでもこの世界に居たいと思う私は汚い。なんて浅ましい。ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい生きててごめんなさい生まれてきてごめんなさい」
「そ、そこまでか!?」
変人に出会った日。
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只今管理人がネガティブ思考の為出来た話。
最終的に主人公の脳みそは生まれてきてごめんなさいになる。何故こんな風に思うのか。
ネガティブ思考が続くので思うように小説が書けないこの頃。
20101127 黒天