トリップ少女の受難

□さよなら、僕の世界
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酷い疲労感に押し潰されそうになりながらも、きちんと授業を受ける僕は偉いと思う。



「どうした?なんか疲れてんな」

「ちょっと本気で殺したい奴が出来てね」

「えっ!?俺じゃねーだろうなっ!?」



疲れ切った顔でいた僕に声を掛ける隣の席の奴。そういえばこいつの名前はなんて言うんだ?



「直接手を降せたらとっくに殺ってる」

「はぁああっ!?相手誰だよ?」

「神様」

「……お前頭大丈夫か?」  



殺したいリストにこいつの名前も載せたいが、僕がこいつの立場だったら同じ事を思うだろう。
僕自身も神様なんてメールを見るまで信じなかったしね。

神メールから思いっ切り罵声を書いたメールを返信しようとしたら送信出来なかった。ムカつく!!!!
僕からは送信出来ないなんて、なんて都合のいい神様なんだ。

寧ろお前なんか悪魔だっ、悪霊だ、糞野郎だっ!!!
お前の宛名を今から『糞豚です』に書き換えてやるっ!!!!!

ははっ、ざまーみろ。
お前がメールを送ってくる度に『糞豚です』って名乗るんだっ!!いー気味だ。




「お前……なんか怖いぞ」  




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