ネタ小説
□料理が最凶の女
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立海にて。
「今日はサンドイッチを作ってきたの!!」
その言葉にレギュラー全員顔面蒼白。サ、サンドイッチ!!?そんな危険な物を!?
「はい、どうぞ。今お茶用意するね」
バスケットから現れのは、サンドイッチという名のゲテモノ料理。
「な、何入ってんだよぃ?」
「んと〜、これは玉子とイカスミを混ぜたので」
(イカスミ!?
そんな素人が手を出してはいけない物を貴女が!?)
「これはブン太用にジャガ芋とキュウリとハムに生クリームを合わせて甘めに。こっちは赤也用に牛肉とトマトとチーズをなま酢であえてみました」
(ジャガ芋とキュウリに生クリームっておかしいだろぃυ)
(普通の酢じゃなく敢えてなま酢を選ぶ所はさすが先輩っスねυ)
「あとカツサンドにからしがなくてわさびで作っちゃった」
(どう見てもパンの厚さよりわさびの量が多いと思うがのう…)
「お前の料理はデータが取れないから実に面白い」
「へへっ、普通のサンドイッチをちょっとアレンジしただけだよ」
アレンジなんかするな!!!
喉まで出かかった言葉をなんとか飲み込んだ。
「さて、悪いけど俺はこれから病院だからまだ昼食は取れないんだ。皆で食べてくれ」
「「「「えっ!!!!?」」」」
((((ずるっ))))
「そっか…じゃあ仕方ないね…」
「ごめんね、また今度頼むよ」
「うん、まかせて!!」
「じゃ、真田。俺の分もしっかり食べてよ」
「ぐっ…」
「さあ、皆召し上がれ!!」
眩しい太陽のように輝く貴女の笑顔。そんな可愛らしい貴女が皆大好きだ。
ただ
その手に持つ
凶器という名の料理
さえなければ…………
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あ、これ短編でも書けるんじゃないだろうか?
逃げれたと思った幸村にも待ち構えていた物があります。昼食の前に出された
【お茶】
彼女にとって、普通に出すお茶すらも【凶器】です。幸村が病院に行く前に、幸村の分も食べた真田が救急車で運ばれそうだ。
20101105 黒天