09/05の日記

07:15
9月5日
---------------

 
二年前に私の誕生日で家族の一員になったマリン


そう、今日はマリンが家に来て二年経ちました


二歳一ヶ月半

でももう、長くはない…のです



マリンは9月1日の夜

足がふらつき飲み物も食べ物も飲まず食べず

大好物のミルワームでさえ食べなかった

家族がパニックになった

もう夜だから病院は開いてない、明日まで待つしかない
明日まで…

本当は9月2日にリナとの約束があったが断った、本当にごめんなさい



9月2日の朝

タクシーに乗ってマリンを動物病院まで連れていく

診察までの待ち時間がすごく長く感じた

症状を聞かれやり取りをする中で医者は言った

「呼吸おかしいしもう駄目やね」

他に言い方あっただろ…!?
仮にもお前は医者だろ何か希望をくれや

…その日亡くなってもおかしくなかったらしい

もう色々な事が重なって最後のその一言で涙腺は限界だったがその医者にだけは涙を見せたくなかった

診察室から出た途端ぼろぼろ涙が出てきて椅子に泣き崩れてしまった

それを見てずっと泣いてたオカンも更に泣いた

家に帰ってからずっと泣き続けた

でも私が泣いても何も変わらない、その分精一杯マリンが元気になるように頑張ろうと思った

一時間に一回の薬をやる…が、二滴ほど飲むと嫌がって小屋に閉じこもる

薬がビタミン剤の匂いしかしない

そこでふと思った

これはストレスになって余計にマリンの体力を奪うだけなんじゃ…?

……私は、一時間おきは止めて数時間に一回飲ませる事にした



そうしていく内に、マリンは少しだけどキャベツやミルワームを食べるようになった

嬉しくてまた泣いた、静かに泣いた


それでもやっぱりもう回し車は出来ないようで、ずっと寝てる



キャベツやミルワームをあげる時に気付いた

もう全然目や鼻や耳が利いてない

キャベツをあげるにもミルワームをあげるにも口元まで運んで 少し警戒した後にようやく食べ物だって気付くから


辛いよな…ごめんな…何もしてやれなくて…マリンの代わりに私がなってやりたいのに…それが出来なくて…



そして今日、9月5日

病院でもう駄目だと告げられて4日目

マリンが家に来て二年の記念日

私が生まれた日

オカンが他の人の日記を見たらしく症状が出た時半日で死んじゃうハムスターが多いって言っていた

もしかしたら…マリンがこんなに小さな体で頑張ってくれたのも、この日のため…?

そんな事を考えてまたぼろっぼろに泣いた

お別れは嫌だ…本当に嫌だ…ずっとそばに居て欲しい





……マリンが命を絶った時、幸せだったって思ってもらえるのか……

それはマリン自身にしか分からないから何とも言えないけど

でも

幸せだったって思ってくれたら

そう思ってくれたらこれ以上にない位私も幸せになれる




だから今は1日でも長くマリンに尽くしたい
 

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ