銀
□うそ予告
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目の前が赤くなる───
最後に見たのは、悲しく笑う愛しい人
「…おやすみ。銀さん。」
出血し、気を失った銀時を優しく包む男
それを、真っ赤に染まった刀をニヤニヤしながら持つ男
ふたりの間にはピリピリとした空気が流れている
「アンタが伝説の人斬り"無慈悲な人斬り泰三"か?」
げへへと下品に笑いながら刀をちらつかせるバカに正直イライラする
銀さんは命には問題ない
流石は白夜叉と言うべきか…
「急に切りかかってきてなんだい?随分とマナーの悪い奴だな。」
「あ?バカじゃねーの?人斬りにマナーなんざぁ…」
肉が切り裂かれる音と共に男は肉片に変わる
「地獄に行って閻魔様にマナー講座してもらいな…」
あーぁ…、服が汚れたじゃないか
もう人間でもない肉の塊に文句を垂れた
「昔なんて、いらない…。今を生きていればいい…」
長谷川さんが昔はやんちゃ(人斬り)だったらな話^p^