□唯一無二
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例え世界中が敵になったって長谷川さんは俺が守るよ─。



唯一無二




すっからかんの財布を覗く…しかし、金なんか出てくるはずも無く俺は呆然と突っ立っている。

ヤバい…
確実にこのままでは死んでしまうっ!!餓死だけは避けたい!!

あー、うー、と頭を抱えながら唸っていると「長谷川さんみーつけた☆」と気の抜けた声がした。
俺は、ゆっくり、ゆっくり顔を上げる。ああ…やっぱり、

目の前には、生気のない目をして銀色のテンパーの坂田銀時がいた。

「…なんか用なわけ?オジサン今、餓死寸前なんだけど生死彷徨う瀬戸際なんだけど…。」
「用がないと会いに来ちゃダメなの?てか餓死って…どんだけ。」

うるせぇやい…。比喩(ひゆ)表現にケチ付けんな…。
てか女子かっ!!何が「用がないと会いに来ちゃダメなの?」だ…女子かっ!!

お腹の空き具合が限界突破グレ○ラガ○になってきた…←
あー…、一昨年死んだ婆ちゃんが手招きしてるぅ…←←


ここで意識はシャットダウン









目を開けるとそこは…


………逢い引き宿でした まる
















ほわい?





そして、横にはムカつくくらい爆睡してる銀さんがいた。












全国のみんな……









おれ……




今、物凄くパニックです。








誰か、説明をして下さい。







お願いします。
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